6.野良猫?麗子ちゃん 居直り強盗編?!




←の写真は今から一月前に望遠で撮ったものだ。麗子ちゃんはビビリなので近づく事さえも出来なかった。(この撮影は大変だったのですよ。真っ暗闇で望遠を使うとどうしても手ぶれしてしまうので壁に張り付いて体を支え苦労したんだよねぇ)
この頃から一月の間、別に触りたいわけでもないし野良なのか飼い猫なのかもわからないので来れば餌をやる、ただそれだけのお付き合いだった。

しかし・・・・。




昨夜、十時過ぎ。
ニュース番組を見ながら妹とビールを呑んでいたら外で『ギャーーー!ふぎゃっっ』と猫の悲鳴が聞こえた。弱い麗子ちゃんや足袋子ちゃんがオスに苛められているのだろうと思い、応援に駆けつけようかと立ち上がると・・・。なんと目の前には麗子ちゃんが鎮座されているっ?!。我が家の玄関は冬を除く3シーズンの間、玄関を10センチくらい開けているのだがそこから入り込んできたらしい。外を覗くと大きな黒猫がカリカリを食べている。麗子ちゃんはこの子に襲われて家の中に逃げ込んで来たらしい。
マダラは慌てず騒がず『ちょっとっ!デジカメば持ってきてっ!早くっ!』と妹に頼み写真撮影をはじめる。




←の写真のように座り込んでしまい、追い出すのも可哀想なので缶詰を開けて与える。缶詰の半分を食べ終えても帰らないので、もう半分与えたら完食っ。この子は驚くほど食べるんだよね。ひょっとして飼い猫じゃ無いのかもしれないなぁ。よくよく見ると前足の爪が一本抜けていて血がこびりついている。喧嘩でもしたのか?。




野良猫と仲良くなる為には目をあまり見てはいけない。要するにビビラせない事が肝心なので無視してビールを呑み、つまみの『鶏のササミの燻製』をむしゃむしゃ食べるマダラと妹。そして人間の足を怖がる子が多いので椅子に座ってもう一つの椅子に足を投げ出す体勢をとる。
麗子ちゃんを見つめると逃げられそうなので『ビールと燻製は合うよねー♪』などと言いつつニュースを見ていると『ガジッ』。
『足が痛いっっっ!何で?!』と思いつつ下を見ると麗子ちゃんが椅子の真下に座り込んでいる。マダラの足には三本線の爪あとが付いている・・・。燻製を食べているマダラと妹を見ていて食べ物だと察知した麗子ちゃんは猫パンチで『アタシにも頂戴っ』と催促しているのだ・・・。




カメラを向けるがビビリもせず、カメラの匂いを嗅ぎ、カメラを持っているマダラの手の匂いを嗅ぐ麗子ちゃん。アンタ、つい一月前は顔を見ただけで逃げてたんじゃ無かったっけ?!。イスの上に上げている足を叩いたという事はわざわざ立ち上がって猫パンチしたのかぃ???。




そして?!。
マダラの椅子の下と妹の椅子の下を往復し始める麗子ちゃん。缶詰を一缶も食べているのにまだ食う気か?!。
業を煮やした麗子ちゃんは立ち上がって『その食い物を頂戴っ頂戴っ頂戴ってばー』。

←既に食い過ぎで腹がポッコリ出ている。




そしてイスの上に上がる麗子ちゃん。ササミを貰ってむしゃむしゃ食べ追加を貰えないとマダラと妹の足に猫パンチをかます。この子は幼い頃は人間に飼われていたのかもしれないが現在は野良猫のような気がする。人間を触る時に必ず爪を立てるのだよね。勿論、近寄っては来るが体を触らせない。




←この顔を見よっ!。
ササミがよほど美味しいらしい。手渡しで食べだす麗子ちゃん。
妹は麗子ちゃんの美貌にうっとりしつつ『ほんと美人って得よねー』と変質者が女子大生を眺めるような目つきだ。『追い出すなんてアタシには出来ないっ』と言うので麗子ちゃんが自発的にお帰りになるのをまっていたら二時間が経過する。

麗子ちゃんが帰られた後、『居座り強盗みたいやったねー』と二人で会話する。彼女はこれから毎晩キッチンに入り込んでくるのだろうか?。



一連の写真が白化けしているのはご容赦願いたい。麗子ちゃんの毛色は白と黒っぽいのと二色なのでホワイトバランスを変えて撮るべきだった。毛色が二色の子は撮るのが難しい。




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