ディック・フランシス 作家略歴&紹介
作家名 ディック・フランシス(Dick・Francis)  
生年月日 1915年
生誕地  イギリス ウェールズ  
処女作  本命
デビュー年 1962年
公式サイト http://dickfrancis.freeservers.com/


ディック・フランシス 作家略歴

1940年に19歳で英国空軍のパイロットとなり戦後、1946年に除隊。
その後、歳を取り過ぎているのを承知でアマチュア障害騎手となり、18ヶ月後にプロ騎手の免許を受けた。その後四年間、エリザベス皇太后のお抱え騎手を勤め 53年、54年と全英チャンピオン・ジョッキーの栄冠を獲得。
1957年に騎手生活にピリオドを打ち、新聞の競馬欄を担当する。
同年、”Sports of Queens”(自伝)を上梓する。
1962年、初めてのミステリー(Thriller)本命を発表。 

私は2003年の春にこの作家の事を知り、まさにのめり込んだ。
死ぬ前に出逢えて良かったと心から思う。
ほぼ半年で全ての著作を読み尽くす程、大好きな作家だ。

作風は悪く言えばマンネリ、良く言えばファンを裏切らない。 全ての作品に共通するのは勧善懲悪物&主人公が全てストイックな男性&一人称。 著作は競馬シリーズと銘打ってあるが、主人公はバラバラだ。 39作もの著作があるが重複する主人公が出て来るのはシッド・ハレーの”大穴””利腕” ”敵手””再起”の4作品とキット・フィールディングの”侵入””連闘”2作品のみ。 他に自伝と日本でのみ上梓されたディック・フランシス読本がある。

CWA賞・MWA賞を多数受賞し、名実ともに巨匠作家。
CWA&MWAのGrand Master賞も受賞されている。
CWAの会長も長く勤め、イギリスミステリ界に貢献された。

ここから2010年2月15日の報道からの引用です。
英BBC放送によると、競馬を舞台にした推理小説で知られる英国の作家ディック・フランシスさんが死去した。89歳だった。家族が14日明らかにした。
↑これくらいしか報道がありません。詳しい事が分かりましたら追記します。

フランシスのHPBについて

現在確認できるHPB作品:本命・度胸・興奮・大穴・飛越・血統・査問・混戦・骨折 煙幕・暴走・転倒・罰金(勿論、全て絶版です。全部で13冊です) (重賞のみ、なぜかHPBもハードカバーもなしで、文庫のみ存在します。) 上記以降の作品はハードカバーの後、文庫出版という順序で出ています。 ハードカバーもその殆どが在庫切れ、もしくは絶版です
2003年現在、一番新しい文庫は勝利です。再起はまだ、ハードカバーのみです。 早川ミステリ文庫では全作品が入手可能。
画像が見たい方は装丁で見るディック・フランシスへ。
ディック・フランシス 感想リスト
作品名をクリックするとあらすじ&感想に飛びます。
ハードはハードカバーの略、HPBは早川ポケットブック版です。
冒険、ミステリ欄にある○はその要素を含んでいる作品である事を示しています。
フランシス作品には最初から犯人が分っているミステリ色が無いものがあります。
その場合は推理欄に×が付いています。
◎は特にその要素が強いものです。
作品名初版年月日発表年受賞歴主人公主人公の職業冒険推理
本命 1968年/HPB 1962年 − アラン・ヨーク 貿易会社支店長・騎手 ○ ◎
度胸 1968年/HPB 1964年 − ロバート・フィン 騎手 ○ ○
興奮 1976年/文庫 1965年 CWA賞 ダニエル・ローク 牧場経営者 ○ ○
大穴 1967年/HPB 1965年 − シッド・ハレー 元チャンピオンジョッキー、探偵 ○ ○
飛越 1976年/文庫 1966年 − ヘンリイ・グレイ 航空機パイロット(伯爵) ◎ ○
血統 1969年/HPB 1967年 − ジーン・ホーキンス 英国諜報部員 ○ △
罰金 1977年/文庫 1968年 MWA賞 ジェイムズ・タイローン 競馬担当記者 ○ ○
査問 1970年/HPB 1969年 − ケリイ・ヒューズ 騎手 ○ ○
混戦 1971年/HPB 1970年 − マット・ショア 航空機パイロット ◎ ○
骨折 1978年/文庫 1971年 − ニール・グリフォン セールスマン(牧場主の息子) ○ ×
煙幕 1973年/HPB 1972年 − エドワード・リンカン アクション映画俳優 ◎ ○
暴走 1974年/HPB 1973年 − デイヴィッド・クリーヴランド 英国ジョッキークラブの調査部主任 ○ ◎
転倒 1975年/HPB 1974年 − ジョウナ・ディアラム サラブレッド仲買業者 ○ ○
重賞 1976年/文庫 *1 1975年 − スティーブン・スコット 玩具製造業(特許所持) ◎ ×
追込 1982年/文庫 1976年 − チャールズ・トッド 画家 ○ ○
障害 1982年/文庫 1977年 − ロ−ランド・ブリトン 公認会計士 ○ ○
試走 1984年/文庫 1978年 − ランドル・ドルー 元騎手 ○ ○
利腕 1985年/文庫 1979年 MWA・CWA賞 シッド・ハレー 元チャンピオンジョッキー、探偵 ◎ △
反射 1986年/文庫 1980年 − フィリップ・ノア 騎手、アマチュア写真家 ○ ◎
配当 1983年/ハード 1981年 − ジョナサン・デリイ&ウィリアム・デリイ 物理教師&元障害騎手 ○ ×
名門 1988年/文庫 1982年 − ティモシイ・エカタリン 銀行員 ○ ○
奪回 1989年/文庫 1983年 − アンドルー・ダグラス 誘拐対策企業 共同経営者 ○ △
証拠 1985年/ハード 1984年 − トニイ・ビーチ ワイン商 ○ ○
侵入 1991年/文庫 1985年 − キッド・フィールディング 障害騎手 ○ ○
連闘 1992年/文庫 1986年 − キッド・フィールディング 障害騎手 ○ ×
黄金 1993年/文庫 1987年 − イアン・ベンブロゥク アマチュア騎手 ○ ◎
横断 1989年/ハード 1988年 − トー・ケルジイ 英国ジョッキークラブ保安部員 ◎ △
直線 1990年/ハード 1989年 この年CWA巨匠賞 デリック・フランクリン 騎手 ○ ◎
標的 1996年/文庫 1990年 − ジョン・ケンドル サヴァイバル専門家、作家 ◎ ○
帰還 1992年/ハード 1991年 − ピーター・ダーウィン 英国外交官 ○ ○
密輸 1998年/文庫 1992年 − フレディー・クロフト 競走馬輸送会社 経営者 ○ △
決着 1994年/ハード 1993年 − リー・モリス 建築家 ◎ ○
告解 1995年/ハード 1994年 − トマス・ライアン 映画監督 ○ ○
敵手 1996年/ハード 1995年 MWA賞 シッド・ハレー 元チャンピオンジョッキー、探偵 ○ △
不屈 1997年/ハード 1996年 この年MWA巨匠賞 アリグザンダー・キンロック 画家 ○ ○
騎乗 2003年/文庫 1997年 − ベネディクト・ジュリアード アマチュア障害騎手 ○ ×
出走 1999年/ハード 1998年 − 短編集 13作品を収録 − −
烈風 2000年/ハード 1999年 − ペリイ・ステュアート 気象学者 ○ △
勝利 2001年/ハード 2000年 − ジェラード・ローガン ガラス工芸家 − −
再起 2006年/ハード 2006年 − シッド・ハレー 元チャンピオンジョッキー、探偵 ○ ◎
作品名初版年月日発表年受賞歴主人公主人公の職業冒険推理

*1・・・重賞のみ文庫だけ出版されています(HPBもハードも無し)。
MWA賞=アメリカ探偵作家クラブ賞。CWA=英国推理作家協会賞。
作品に付いている◎、○、△、×はその要素を含んでいるという意味で作品の評価ではありません。


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