スー・グラフトン(SUE・GRAFTON)作家紹介&作品紹介 |
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作家名 | スー・グラフトン(SUE・GRAFTON) | |
生年月日 | 1941年 | |
生誕地 | アメリカ ケンタッキー州 | |
処女作 | アリバイのA | |
デビュー年 | 1982年 | |
公式サイト | http://www.suegrafton.com/index.htm |
アリバイのA | 早川文庫 | 初版:1987年3月31日 |
あらすじ | オフィスに現れたのは、殺人罪での服役を終え、仮出所中の女だった。彼女は有能な”離婚弁護士”
の夫を殺害した罪で有罪となったのだが、身の潔白をなんとしても証明したいというのだ。
興味を覚え事件の洗い直しを始めた私立探偵キンジー・ミルホーンは、意外な事実に気が付いた。
殺された弁護士の会社と取引のあった女会計士が、同時期に同じ毒薬で死亡していたのだ。
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感想 | 今では当たり前になった”等身大の女探偵キンジー”。古典ミステリに登場する女探偵像は決まって
美形・スタイル良し・女らしい・お色気ムンムン だった。「けっ!!こんな女いないよ!!」と
いつも思っていた所に現れたその辺にいそうな主人公は、とっても新鮮に映りました。
特別の才能も無くコツコツと調査していく主人公が、犯人を捜すという古典的探偵物です。描写の
巧さ、登場人物の魅力がこの作家の持ち味だと思います。元脚本家だけあってカメラアングルを
考えたかのような章割りが、印象的でした。(スピード感が増すような気がした・・・)
この作品は、チョットだけ恋愛シーンもあります。(この作品以外にあった記憶が無い)シリーズ
第一作目なのでサービスだったのでしょうか?
最後、ちょっとだけ意外な展開を迎えます。こんな終わり方好きなんだよねぇ。
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