パトリシア ルーイン(Patricia Lewin) 作家略歴&著作の感想 |
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作家名 | パトリシア ルーイン(Patricia Lewin) |
生年月日 | 19??年 |
生誕地 | |
処女作 | Keeping Katie (Harlequin Superromance, No 590) |
デビュー年 | 1993年 |
公式サイト | http://www.patricialewin.com/index.cfm |
幼き逃亡者の祈り (BLIND RUN) |
ソニーマガジンズ(ヴィレッジブックス) | 文庫初版2004年7月20日 |
あらすじ | CIAの優秀な工作員だったイーサン・デッカーは3年前に極秘任務に失敗して以来、最愛の妻とも別れ、世捨て人同然の暮らしを送っていた。そこへ突然、かつて同僚だった女性が二人のいたいけな子供を連れて現れ、この子たちを預かってほしいと頼むなり逃げだす。
が、すぐに彼女は無残な射殺体となって発見された。その殺され方を見て、イーサンは3年前の宿敵が再び現れたことを知る。となれば、彼自身だけではなく、二人の子供や別れた妻の命までが危ない。しかも、子供たちには恐るべき機密が秘められていた……。
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感想 | うーん。感想が書き難いのですが、一言でいうと普通でした。 これ以降はかなり突っ込んで書いてあるので未読の方は読まないで下さいっ えっと、主人公が元CIA職員で仕事の失敗から息子を殺されてしまうワケですよね。で、妻とも別れ隠れて生活するイーサンの元に昔の工作員仲間がやって来る。その工作員仲間は二人の子供を連れていたのですが、その子供達はなんらかの陰謀の真ん中にいた・・・というストーリーです。私は80年代頃からロビン・クック等の医学サスペンスを結構読んでいたのですが、本作のストーリーはその当時に良くあったモノなんですよね。試験管で培養され、孤島に閉じ込められ人体実験の犠牲となる子供たちを救うべく立ち上がる元CIA工作員だなんて、あまりにも古過ぎるネタ・・・。それに版元の帯には「ノンストップサスペンス」とありますが、物語半ばまではトロトロした流れで、とても「ノンストップ」とは言えないし。なんとか褒めたい一心で良い所を探すとすれば、物語に甘さがある事でしょうか?。男女間の描写は殆ど無いのですが、不思議と甘い感じがするのですよね。作者がロマンス小説の作者だからかもですね。凄惨な描写の少ないサスペンス作品を好まれる方だったら楽しめたかもしれません。 |