病棟封鎖72時間

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マイケル(マイクル)・パーマー Michael Palmer 作家略歴&作品感想
作家名 マイケル(マイクル)・パーマー Michael Palmer
生年月日 19??年
生誕地  アメリカ マサチューセッツ州
処女作  心優しき殺人
デビュー年 1982年
公式サイト http://www.michaelpalmerbooks.com/index.html

作家略歴

 アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。医学博士。コネチカット州ウェズレイアン大学を卒業後、クリーヴランドのケース ウエスタン リザーヴ大学医学部で学ぶ。その後、ケープ・コッドの病院で救急治療科(ER)の医師をしながら小説を書き始め、マイクル・クライトンやロビン・クックと並ぶ医療サスペンス 作家となる。現在、マサチューセッツMedical Societyの医師健康維持プログラムのアソシエイト・ディレクター。
 ロバート・ラドラム、アリステア・マクリーン、エリック・アンブラー、ジョンD.マクドナルド、アガサ・クリスティのファンらしい。1978年に、ロビン・クックの古典的なスリラー『coma(昏睡)』と出逢ったそうです。

 2004年現在、6冊が邦訳されています(文春文庫&福武文庫&ハヤカワ&ヴィレッジブックス)。ですが、管理人はマイケル・パーマーの著作をまだ一冊しか読んでいないので、詳しい紹介文は後日、書き足す予定(未定?)です。
余談・・・作家の名前がマイクル(早川の場合)だったりマイケルだったりします。検索時は要注意です。

病棟封鎖72時間
(THE PATIENT)
ヴィレッジブックス(ソニーマガジンズ) 文庫初版2002年10月20日
あらすじ 東マサチューセッツ医療センターの脳神経外科に勤務する女医ジェシーは、画期的な手術ロボットの開発に成功した。これがあれば今まで救えなかった患者も救うことができる。世界中の脚光を浴びるジェシーたちだったが、その技術はまた、とんでもない患者を呼び寄せることになった――従来の手術では助かる見込みのない脳腫瘍を抱えた国際的殺人犯が、一般の患者をよそおってこの病院に忍び込んでいるらしい! 潜入していたCIA諜報員からその知らせを受けたジェシーの驚きと苦悩もさめやらぬうち、聖域である病棟が、にわかに恐怖と陰謀に満ちた修羅場と化していた……。

 
感想 有名じゃない作家の作品が読みたくて購入したのが本作です(笑)。題名が『72時間』とあるのでタイムリミット物かと思ったのですが予想は外れました。ジャンルは医学サスペンスとスリラーの中間でしょうか?。マイクル・クライトンとロビン・クックに似たジャンルです。
 という事で感想。今までに最低でも500人は殺したと思われる凶悪犯マローチェが脳腫瘍に侵されるのですよね。で、助かる為に病院を占拠し女医ジェシーに手術をさせようとする・・・というストーリーです。このマロリーが無事に手術を成功させる為に街に毒ガスを仕掛けたりと大掛かりな設定ではあるのですが、ちょっと受け入れがたい。普通に楽しめはしたけど、まぁ普通以上ではないという評価です。ですが、さすがに医者が書いただけあって医学に関する薀蓄は満載です。なので医学ミステリというかサスペンスがお好きな方や薀蓄好きな方にはお勧めできます。管理人はロビン・クックのファンだったのですが、最近のクックにはがっかりしているのでこの作家の他作品をあと数冊は読んでみるつもりです。



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