メグ・キャボット(Meggin Patricia Cabot)作家略歴&著作の感想 |
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作家名 | メグ・キャボット(Meg Cabot)別名 Patricia Cabot, Jenny Carroll |
生年月日 | 1967年2月1日 |
生誕地 | インディアナ州ブルーミントン |
処女作 | ??? |
デビュー年 | ???年 |
公式サイト | http://www.megcabot.com/ |
サイズ12はでぶじゃない (Size 12 Is Not Fat) 中村有希/訳 |
創元推理文庫 | 初版2010年6月30日 |
あらすじ | わたしヘザー・ウェルズ28歳。服のサイズは12。サイズ12はでぶじゃない、アメリカ女性の平均よ。元アイドル歌手だけど今は学生寮の副寮母。わけあって、元婚約者のお兄さんで探偵のクーパーの家に居候中。ある日寮のエレベーターから女子学生が転落死した。エレベータサーフィンをしてたらしいんだけど…。『プリンセス・ダイアリー』の著者のポップなミステリ三部作開幕。
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感想 | ジャンルはコージーミステリです。コージーですが〜子供に読ませられる作品かというと判断に差が出そうな作品ですけども。で、物語はというと・・・ 主人公のヘザー・ウェルズは元ポップスター。とはいっても、ちびっ子に人気のあったアイドルだったのだが、とある事情から、仕事も財産も親も家も婚約者も失くしてしまう。が、何もかも失くした哀れなヘザーに、元婚約者の兄クーパーが住む場所を提供してくれ、ヘザーは一念発起。求人広告に載っていた学生寮の副寮母として働く事を決意、働きながら大学の学位を取ろうとした。だが、ヘザーの務める学生寮で寮生が謎の事故死を遂げ・・・という展開の物語です。主人公の元彼は人気ロックバンドのスターで、その兄は富豪でハンサムな私立探偵という、ヤングアダルトっぽい筋立てなんですけども、作中で主人公が元彼に押し倒され、玄関先でやってしまう(?)などという描写があるので、子供さんにはお奨めし難い(???)コージーです(笑)好奇心が強く真面目なヘザーが寮で起こった謎の事故に関して調査し始めた途端、彼女自身が狙われるというよくある話なのですが、主人公が魅力的なので笑いながら読了致しました。謎解きのあるミステリやシリアスな物を好まれる方には向きませんが、この作者、なかなかつぼを心得ていて上手いですよ。軽いミステリを求めてある方にはお奨めです。(それにしても、創元推理文庫って高いよね・・・(1260円)) |