永遠の沈黙


マイクル・ベイデン&リンダ・ケニー(Michael Baden and Linda Kenney)作家略歴&著作の感想
作家名 マイクル・ベイデン&リンダ・ケニー(Michael Baden and Linda Kenney)
生年月日 ???年
生誕地  ???
処女作  ???
デビュー年 ???年
公式サイト

作家略歴

マイクル・ベイデン・・・アメリカを代表する超一流検屍官。ニューヨーク市警の主任検屍官やFBI、司法省、ロシア政府の顧問を歴任し、暗殺されたケネディ大統領やマーティン・ルーサー・キングの事後調査にも携わった経験を持つ。人気テレビシリーズの司会も務めている。妻のリンダと共に書いた『永遠の沈黙』でミステリ界にデビューした 。
ケニー・リンダ ・・・マイクル・ベイデンの妻。人権派弁護士、テレビのコメンテーターとして活躍している。

Series Manny Manfreda (with Linda Kenney)人権派弁護士マニー・マンフレダ シリーズ
1. Remains Silent (2005)『永遠の沈黙』
2. Skeleton Justice (2009)『沈黙の絆』


永遠の沈黙
(Remains Silent)
早川書房文庫 初版2006年6月15日
あらすじ  ショッピングセンター建設予定地で見つかった無数の白骨死体。殺人か?事故か?ブランドものに身を包んだ美人弁護士マニーと見た目は冴えないが超一流の検屍官ジェイクは、共に調査に乗りだした。最初はぎこちないコンビだったものの、お互いをよく知るうちに息も合いはじめる。だが、事件の鍵となる意外な事実を突きとめた時、何者かが彼らを襲った!。

 
感想  処女作にしては纏まっているんですが、私にしては珍しく、なぜか虫が好かない(?)作品です。主人公は人権派弁護士で、仕事柄知り合いだった検屍官のジェイクと、ある事件が切っ掛けで共に事件の調査に当たることになるという展開なんですが、著者が煮上がっているのが鼻につくんですよね(笑)。(煮上がるとは博多弁で調子に乗るとかエラソーにするとかいう意味)検死官が弁護士と組んで書いているんだからと、あれもこれもと詰め込んで、ひけらかす様な描写が気になるのかもしれません。今から解剖をしようとするジェイクが、ド素人であるマニーを解剖室に引っ張り込み、解剖の助手をさせるという場面があるのですが、どうだどうだ!気味が悪かろう!っと調子こいて書き続ける作者を嫌悪してしまいました。ただ単に、死因が毒殺かどうか肝臓を検査するというだけの場面をあれほど引っ張るのは自意識過剰か悪趣味としか言えません。検死シーンがきっとウリなんでしょうけど。パトリシア・コーンウェルを過剰に意識しているんでしょうね。それに、どこら辺にロマンスが絶妙に絡み合っているのか、私には分りませんでした。国家の陰謀を匂わせたにも関わらず、着地があれじゃ・・・(謎。



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