復讐の傷痕


ローリー・アンドリューズ(Lori Andrews)作家略歴&著作の感想
作家名 ローリー・アンドリューズ(Lori Andrews)
生年月日 ???年
生誕地 
処女作 
デビュー年
公式サイト http://loriandrews.com/

作家略歴

法医学と遺伝子学の専門家であり、国際的にその名声は知られている。アメリカ政府によるヒトゲノム計画では、連邦諮問委員会で法的、倫理的、社会的影響の審議責任者をつとめた。シカゴ・ケント大学終身教授。その一方で、2006年には『遺伝子捜査官アレックス殺意の連鎖』で作家デビュー。シカゴ在住 。
Dr. Alexandra Blake Series(遺伝子捜査官アレックス シリーズ)
1. Sequence (2006)『殺意の連鎖』
2. The Silent Assassin (2007)『復讐の傷痕』
3. Immunity (2008)


遺伝子捜査官アレックス
復讐の傷痕
(THE SILENT ASSASIN)
早川書房 文庫 初版2008年11月25日
あらすじ  身元不明のその死体がAFIPに運びこまれたのは、特異な銃剣で刺された傷口があったからだ。アレックスはDNA分析で、被害者が最近ベトナムへ渡航するための予防接種を受けていたことを突きとめ、身元を特定する。だが捜査は行き詰まり、アレックスは手がかりを追ってベトナムへ。事件の裏に巨大な陰謀が潜んでいるとも知らずに…難事件に・・・。

 
感想  なんかね、展開がひじょうにアイリス・ジョハンセンっぽいです(分かる人は分かる?!(笑))。で、物語はというと・・・
主人公アレックスは遺伝子学者で米軍病理学研究所(AFIP)で働いている。で、彼女は「ベトナム人のトロフィー・スカル」をベトナム政府に返還するため、頭蓋骨の持ち主の特定作業に関わる事になるが特定は困難を極めた。で・・・同時期に身元不明の刺殺体がAFIPに持ち込まれるのだが、この死体は最近ベトナムへ渡航するための予防接種を受けた形跡があり身元は判明するが・・・。で、実はこのトロフィー スカルの返還と刺殺体は関係のある事件で、事件の陰には大掛かりな政治的陰謀が・・・という展開です。(トロフィースカルとは、ベトナム戦争で殺した敵兵の頭蓋骨を米国兵士が持ち帰り、それを税関が没収し米軍が保管していたものだそうな)
 途中まで退屈な物語なんですよね(笑)。ですが〜物語半ばから一気にアップテンポで突き進みますので、途中で諦めずに読まれることをお勧めします。感想を書いちゃうとネタバレに繋がるので、これで終わりますが、なかなかに楽しめた作品です。(それにしても・・・管理人はこの作者の前作を読んでいるのになぜか消えているんですよね・・・。パソコンがパゲた時に一緒に消えたのかもしれません(汗)。



作家名INDEXホームへ戻る