感想 |
主人公が記憶喪失です(がはっ 好きなんだよね)。だが、普通の記憶喪失とは違う。記憶が無いだけじゃなくて自分自身の体や顔に違和感を感じるんですよね。
趣味の悪い服も太った体も変な鼻も絶対に自分の物じゃない確信がある主人公エアリアル・ゴールド。記憶を失くし、覚えの無い家に居て何とか記憶を取り戻そうとするのだが、いきなり命を狙われる。
何で狙われるのか、誰が狙っているのか分らないので記憶を探る事と平行して、エアリアルはエアリアルが調べていた事件を追ってみる気になる・・・こんなストーリーです。
まず人物像形が巧いんですよね。脇役で出てくる大富豪とそのボディーガード、それにエアリアルの同僚、隣人のご夫婦、有名俳優、そしていいアクセントになっているエアリアルの飼い犬・・・みんな魅力的なのですよ。この殆どはシリーズ本全てに登場するので
まずは第一作目から読まれる事をお薦めしたい!。ん?よく考えると登場人物が少ないですね。洋物ミステリが苦手な人にも合うかもです。
ミステリの要素も強いのですが、それと平行して”不思議な事”が起こります。残念ながらここには書けないので是非、読んで欲しい!。しつこいですが絶版です。今なら入手可能です。
洋物ミステリは10年を越えるとなぜか入手困難になるので、見付けたら騙されたと思って是非!ご購入下さい♪。
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