感想 |
サントリーミステリー大賞の受賞作だったので、期待して読んだのですが、大した事はありませんでした。
子供の出来ない夫婦が病院に侵入し、子供を盗む・・・ただそれだけの内容です。この賞をとると二時間ドラマの脚本として使用される為か、ドラマ向きの本が多いんですよね。
なので”映像に出来ないようなスケールの大きな話”は受賞対象にならないんですよ。はっきりいって、長篇にする意味が全く分かりませんでした。
巧い人が書けば50pもあれば優れた短篇に仕上がったんじゃないかと思います。文章もヘタクソ、プロットも月並み。褒める所がありません。
ちゃんと死人は出るのですが、殺人の方法も「コーラに農薬」と「ビルから突き落とし」です。おいっ!。中学生の書いたミステリじゃ無いんだから、もちょっと趣向を凝らせよっっ!。腹立つ!!!
追記・・・この本は、とある病院の図書室に捨てに行きました。
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