感想 |
ファンの方は読まずにとばしてください。
これ程の駄作は10年に一冊出会えるか否か!というくらいの希少本です。
まず、帯に書いてあった言葉にだまされました。「本格警察小説」「全米ベストセラー」というのは、いかに商売でも許されない誇大広告だ。
大体、題名は「ハマー」なのに、出てくるのは他の署員ばっかり。本格警察小説???実際は、コメディーです。一番驚いたのは登場人物に蟹や魚が出てくること。その上延々としゃべるんです・・・蟹や魚が・・・蟹や魚が喋る警察小説だと?!。
児童小説だろうがっっっ!!!。 犯罪小説で魚や蟹が出てくる本がどこにある?!?。ここにあるが・・・。
元々、文章のヘタクソな作家だと思っていた。それでも検視官シリーズの初期は面白かった。作家の青さもご愛嬌だったのに。スカーペッタシリーズに人気があったのは、検死方法など科学的な捜査によって犯人にたどり着くことだった。いつしか、主人公の恋愛話に終始するようになり、マンネリになってきたら主人公の恋人を殺して話は終る。その後がこの作品とは・・・。
この作品以降、推理小説で売り上げの上位に入ることがなくなったのは、当然の結果でしょう。
世界中で売れまくったらしいので、もう儲からなくてもよくなったのかなぁ。 現在は「切り裂きジャックの検証本」や「お料理本」を出版しているコーンウェル。こんな本しか、書かないのだったら、お料理研究家にでも転身して欲しいと思う。
追記・・・この本は破り捨てました。
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