ビル・フィッチュー(Bill Fitzhugh) 作家略歴&著作の感想 |
---|
作家名 | ビル・フィッチュー(Bill Fitzhugh) |
生年月日 | 19??年 |
生誕地 | ミシシッピ州ジャクソン |
処女作 | 優しい殺し屋(PEST CONTROL) |
デビュー年 | 1996年 |
公式サイト | http://www.billfitzhugh.com/ |
優しい殺し屋 (PEST CONTROL) |
徳間書店 ハードカバー | 初版1997年6月30日 |
あらすじ | ボブ・ディランの夢、それは世界一の『殺し屋』になることだ。すみやかに、人知れず標的を始末する『エクスターミネーター』に。しかし、危険な闇の世界に、ボブの夢が公開されてしまう。ある日、殺しの仲介屋マルセルが、5万ドルの仕事を持ってボブの家に現れたとき、一つ、大きな問題があった。マルセルの標的は人間であり、ボブの標的はゴキブリだったのだ。が、ボブが否定すればするほど、それがプロの手口に見られてしまう。舞い込む殺しの依頼と、偶然に死んでいく標的たち。かくてボブのもとには、CIAからのリクルーターや、彼を排除しようとする世界トップランキングの暗殺者たちがやって来る―。
|
|
感想 | 馬鹿らしい内容ですがとっても愉しめました。ジャンルに困るけど無理に分けるならコメディー物?もしくはコージーミステリのミステリ色の薄いもの・・・でしょうか?。謎解きの要素を求める方には不向きです(キッパリ)。楽しい作品や笑いながら読めるもの、読後感の良いものを好まれる方にお勧めしたい・・・のですが絶版です。 昆虫オタクの主人公の名はボブ・ディラン。害虫駆除の仕事をしている。エコロジストのボブは勤めていた害虫駆除会社の方針が気に入らず、上司とケンカをしてクビになる。で、妻と子供を養わないといけないので求人情報に応募するのだが、その求人は殺し屋を求めるものだった。自分は害虫駆除屋だと言い張れば言い張るほど信用されなくなり・・・そして世界中の有名な殺し屋がボブを狙って・・・というストーリーです。ストーリーはハリウッド映画なんかでよくあるドタバタコメディーみたいな感じですが、文章が面白いので笑えるんですよね。主人公のボブが殺し屋に間違われた事から、バタバタと人が死んでいくのですが不思議と笑えるんですよね。血生臭さは全くありません。主人公と脇役の人物造詣の巧さで愉しめたという感じです。 もう一冊、読んでみたい作家です。どこか翻訳してくれっっっ>版元サマ。 |